スズカバーディー（2013年生、母バイブレイションズ）

スズカバーディー（2013年2月24日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋ゴルフ用語の一つ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスズカフェニックス（当時11歳）と交配したバイブレイションズが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着2回。2015年のクローバー賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、グランド牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、永井啓弍によって840万円で落札された。

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

6月28日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 小雨/重）に出走。馬体重は438kg。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るピコットを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

8月23日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はリッジマンと並んで2着同着となった。

3歳（2016年）

4月16日、約8か月の休養明けで迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた5戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

10月30日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したジュールポレールを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月20日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（4戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（5戦1勝）。17頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

4歳（2017年）

2月12日、中8週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（6戦1勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず11着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の合馬特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に敗れた。

3月25日、中3週で迎えた11戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。