テイトオーカン（1993年生、母マスファミリー）

Teito Okan

1993.04.15

テイトオーカン（1993年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のイブンベイ（当時9歳）と交配したマスファミリーが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は石川 栄一。戦績は、中央平地19戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上500万下。

プロフィール

基本情報

• 通算成績: 19戦3勝 [3-3-1-12/19]
• 総賞金 国内: 3,180万円
• 生年月日: 1993年4月15日
• 出生国: 日本
• 品種: サラブレッド
• 性別: 牡
• 毛色: 栗毛
• 厩舎: 増本豊 栗東
• 馬主: （有）テイトレーシングクラブ
• 生産者: 石川 栄一
• 抹消情報: 中央抹消

パフォーマンス分析

• 勝利時最大着差 国内: 2馬身半

ベストレース

• レース名: 4歳以上500万下
• 日付/馬齢: 1997年6月15日/4歳
• コース: 函館芝2000m 右
• 着順: 1着
• オッズ/人気: 9.8倍/5番人気
• 馬番/頭数: 10番/13頭
• 天候: 晴 20.0℃
• 馬場状態/馬場速度: 良/遅
• レースラップ: 平均=12.1/ラスト=12.0
• レースペース: 稍スロー
• 通過順位: 10-10-7-3
• 馬体重 増減: 390kg +2
• 出走間隔: 中4週
• 騎手 斤量: 四位洋文 57.0kg

血統

概要

母のマスファミリーは中央平地12戦3勝2着3回。祖母のマスオカは中央平地14戦3勝2着4回。曾祖母のマナスルは中央平地59戦11勝2着9回。父のイブンベイは海外G1・4勝（独国芝[2勝:2400m],伊国芝[2400m],愛国芝[2816m]）。

近親馬

• • 半伯父: ハッコウオー 1973/JPN/ヴイミー
  ハッコウオー
• • 半兄: ルイテイト 1985/JPN/ヤマニンスキー
  ルイテイト

※活躍馬のみ。

7代内クロス

種別	馬名	クロス	血量
き	Sir Gallahad＝Bull Dog	7×6	2.34%
牡	Nasrullah	4×4	12.5%
牡	Nearco	5*7×5*6	8.59%
牡	Dante	6×5	4.68%
牡	Pharos	6*7×6*7	4.68%
牡	Blenheim	6*7×6*6	5.46%
牡	Hyperion	6*7×6	3.9%
牡	Blandford	7×6*7*7*7	4.68%
牡	Solario	7×7	1.56%
牡S	Tourbillon	7*7	1.56%
牡M	Swynford	7*7	1.56%
牝	Nogara	6×6*6*7	5.46%
牝	Delleana	7×7	1.56%
牝M	Orlass	7*7	1.56%

※き=ぜんきょうだいクロス。牡=牡馬クロス。牝=牝馬クロス。S=父系内のみ。M=母系内のみ。

5代血統表

父の父 Mill Reef 1968 （USA）		Never Bend 1960 （USA）	Nasrullah	Nearco
				Mumtaz Begum
			Lalun	Djeddah
				Be Faithful
		Milan Mill 1962 （USA）	Princequillo	Prince Rose
				Cosquilla
父 イブンベイ 1984 （GB）			Virginia Water	Count Fleet
				Red Ray
		High Top 1969 （GB）	Derring-Do	Darius
				Sipsey Bridge
父の母 Rosia Bay 1977 （GB）			Camenae	ヴイミー
				Madrilene
		Ouija 1971 （GB）	Silly Season	Tom Fool
				Double Deal
			Samanda	Alycidon
				Gradisca
母の父 ドン 1966 （ITY）		Grey Sovereign 1948 （GB）	Nasrullah	Nearco
				Mumtaz Begum
			Kong	Baytown
				Clang
		Diviana 1957 （GB）	Toulouse Lautrec	Dante
				Tokamura
母 マスファミリー 1975 （JPN）			Desublea	Niccolo Dell'Arca
				Durera
		メイズイ 1960 （JPN）	ゲイタイム	Rockefella
				Daring Miss
母の母 マスオカ 1967 （JPN）			チルウインド	Wyndham
				Heart of Midlothian
		マナスル 1951 （JPN）	シマタカ	プリメロ
				第参マンナ
			年丘	ダイオライト
				月丘

血統分類

• サイアーライン: ミルリーフ系
• ファミリーナンバー: 3

レース成績

日付	コース	レース名	1着馬 2着馬 着差	着 / 頭数	馬番	騎手	斤量	オッズ	人気	通過順位	上がり / 前3F	馬体重	増減	指数
1997/09/06 札幌	芝2000m 良 晴	阿寒湖特別 900万下		中止	4枠 6番	松永幹夫	57kg	31.9	10人	11-11-13-12	/ 37.8	398	+2
1997/07/20 函館	芝2000m 良 晴	4歳以上500万下	(プレイスヒット) 0.0	1 / 14	6枠 11番	四位洋文	57kg	3.6	1人	10-10-10-9	36.6 / 36.5	396	+6
1997/06/15 函館	芝2000m 良 晴	4歳以上500万下	(リネンツバサ) -0.4	1 / 13	7枠 10番	四位洋文	57kg	9.8	5人	10-10-7-3	35.6 / 37.0	390	+2
1997/05/10 京都	芝1800m 良 晴	5歳以上500万下	トーヨーサンダー 1.8	15 / 16	7枠 14番	河内洋	56kg	13.6	5人	2-3	37.8 / 36.3	388	-2
1997/04/27 新潟	芝2000m 良 晴	糸魚川特別 500万下	スノビッシュ 0.7	4 / 14	5枠 8番	日吉正和	56kg	8.5	5人	4-4-4-3	37.4 / 36.7	390	0
1997/03/22 中京	芝2000m 良 晴	5歳以上500万下	マサタイセー 0.7	2 / 16	2枠 3番	日吉正和	56kg	57.1	13人	9-7-2-2	38.2 / 37.3	390	0
1997/03/15 中京	芝1800m 稍 曇	5歳以上500万下	パウダースノー 1.1	10 / 16	6枠 11番	橋本美純	56kg	27.6	10人	10-11-12-9	36.4 / 38.5	390	+2
1996/09/15 阪神	芝1600m 良 晴	4歳以上500万下	マルカダイシス 1.1	8 / 14	6枠 10番	武豊	55kg	5.6	3人	14-14-13	35.0 / 38.1	388	+4
1996/08/04 小倉	芝1700m 良 晴	4歳以上500万下	オキノテムジン 0.8	7 / 10	5枠 5番	河内洋	55kg	5.9	3人	9-7-6-9	37.2 / 37.2	384	0
1996/07/07 阪神	芝1600m 良 雨	4歳未勝利	(マルカシーズ) 0.0	1 / 18	5枠 10番	武豊	55kg	1.7	1人	9-12-12	35.3 / 36.6	384	0
1996/06/22 阪神	芝1600m 稍 小雨	4歳未勝利	マルトヨヴィミー 0.1	2 / 14	7枠 11番	武豊	55kg	5.5	3人	7-5-5	35.6 / 36.2	384	+2
1996/06/02 中京	芝1800m 良 曇	4歳未勝利	ヤマニンシャープ 0.4	4 / 15	8枠 15番	安田康彦	55kg	4.3	2人	12-13-8-7	36.4 / 38.9	382	-4
1996/05/19 中京	芝1700m 良 曇	4歳未勝利	テンパイ 0.2	3 / 14	2枠 2番	安田康彦	55kg	4.6	3人	5-7-7-6	35.7 / 37.8	386	+2
1996/04/21 新潟	芝2000m 稍 曇	4歳未勝利	リンガスブレーヴ 0.6	5 / 14	1枠 1番	安田康彦	55kg	6.4	3人	8-10-7-6	37.2 / 38.3	384	-6
1996/03/02 中京	芝1800m 良 晴	4歳未勝利	トルネードヒーロー 0.0	2 / 16	7枠 14番	須貝尚介	55kg	10.6	7人	15-15-14-13	36.4 / 38.3	390	-2
1996/02/03 小倉	芝1200m 良 曇	4歳未勝利	タマモハリケーン 1.1	7 / 16	4枠 7番	小池隆生	55kg	6.9	4人	14-11	35.7 / 34.7	392	-2
1996/01/28 小倉	芝1200m 良 曇	4歳未勝利	エリートパス 0.5	4 / 16	3枠 6番	小池隆生	55kg	100.9	15人	11-8	35.3 / 34.5	394	-4
1995/11/11 京都	芝1200m 良 晴	3歳新馬	トラスティスカウト 1.2	7 / 14	3枠 3番	安田康彦	54kg	30.7	8人	6-5	36.9 / 35.7	398	-4
1995/11/04 京都	芝1600m 良 晴	3歳新馬	サンゴショウ 2.5	7 / 10	6枠 6番	安田康彦	54kg	33.2	6人	1-2	38.6 / 36.4	402

※直前に感嘆符 !が付いている値は非公式の概算値。上がりタイムのハッシュ #の直後に続く数値は上がり順位。

経歴

デビュー前

増本豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

11月4日、デビュー戦は安田康彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は402kg。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

11月11日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

3歳（1996年）

1月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月3日、連闘で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

3月2日、中3週で迎えた5戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトルネードヒーローにハナ差届かず2着となった。

4月21日、中6週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は安田康彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝1600m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したマルトヨヴィミーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマルカシーズをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

8月4日、中3週で迎えた11戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

9月15日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

4歳（1997年）

3月15日、約6か月の休養明けで迎えた13戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

3月22日、連闘で迎えた14戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったマサタイセーにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

4月27日、中4週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。

6月15日、中4週で迎えた17戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリネンツバサを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

7月20日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のプレイスヒットをアタマ差振り切って3勝目を手にした。

9月6日、中6週で迎えた19戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の阿寒湖特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。