ステルスソニック（2005年生、母サンデーエイコーン）

ステルスソニック（2005年2月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「戦闘機名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時6歳）と交配したサンデーエイコーンが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地9戦1勝、中央障害3戦0勝、地方30戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台コーポレーション・白老ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、小林良行によって3,202.5万円で落札された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

12月23日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は476kg。17頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベガスターカフェに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2008年）

1月20日、中3週で迎えた2戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

2月24日、中4週で迎えた3戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

9月14日、約7か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

11月15日、中5週で迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の伊達特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

4歳（2009年）

1月11日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は蛯名正義騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

4月4日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。14着に敗れた。

5月16日、中5週で迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月28日、中5週で迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2010年）

6月30日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、雪印ストリングチーズ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた14戦目は、むかわ町穂別地球体験館特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた15戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、スウェプトオーヴァーボード賞（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦のアルーダ日高西部特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた17戦目は、日高建設協会特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は川島洋人騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた18戦目は、平取義経特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた19戦目は、鵡川カネダイ大野シシャモ特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた20戦目は、北海道日高装蹄師会特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で川島洋人騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

10月19日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、室蘭カレーラーメン特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は小国博行騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた22戦目は、鵡川ししゃも特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた23戦目は、北海道産米「ゆめぴりか」特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は川島洋人騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

6歳（2011年）

4月29日、約5か月半の休養明けで迎えた24戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、日高町水道協会特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた25戦目は、サンライズペガサス賞（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月8日、中3週で迎えた26戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、水無月特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた27戦目は、スイカズラ特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた28戦目は、ひだか樹魂まつり特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

8月2日、中3週で迎えた29戦目は、サイアーライン特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた30戦目は、しし座特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は川島洋人騎手（6戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた31戦目は、つぼ八特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた32戦目は、乙女座特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた33戦目は、日高こんぶ特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小嶋久輝騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた34戦目は、「門別ししゃも祭り」特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小嶋久輝騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた35戦目は、優駿の里北海道安平町雪だるま特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小嶋久輝騎手（7戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい8着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた36戦目は、北海道新聞日高地区販売所会特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小嶋久輝騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

7歳（2012年）

1月3日、中7週で迎えた37戦目は、日野太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 31（佐賀ダート1300m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったロードフラッシュに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

1月9日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた38戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 37（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトウショウエルストに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

1月14日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた39戦目は、4歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキーアピールを次元の違う末脚で半馬身差し切って断トツの支持に応えた。

2月5日、中2週で迎えた40戦目は、4歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカポデテュティカピを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

2月19日、中1週で迎えた41戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカシノカイオウを上がり2位の末脚で半馬身差し切って圧倒的支持に応えた。

2月26日、連闘で迎えた42戦目は、4歳以上C2-30（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーホクカレンを途轍もない末脚で半馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。