ライラムーン（2013年生、母ライラプス）

ライラムーン（2013年2月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ライラ（アラビア語の『夜』に由来する人名より）の月」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時12歳）と交配したライラプスが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地9戦1勝。主な勝ち鞍は2015年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

4歳のとき、ノーザンレーシングから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ハクレイファームによって2,160万円で落札された。

サンデーサラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

10月17日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

11月22日、中4週で迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミスキララに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

12月12日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3歳（2016年）

10月10日、約10か月の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

4歳（2017年）

3月4日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい10着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

8月5日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。