アスワンホープ（1990年生、母ツキノグロリア）

Aswan Hope

1990.04.10

アスワンホープ（1990年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアスワン（当時11歳）と交配したツキノグロリアが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

森安弘昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

2月28日、デビュー戦は森安輝正騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。馬体重は532kg。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月20日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森安輝正騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたサンパレーユ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月10日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森安輝正騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5月16日、中4週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森安輝正騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた5戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

6月20日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったオフザウォールに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のキタノオーカンをアタマ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

7月18日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の立待岬特別（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は森安輝正騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（1994年）

2月19日、約6か月の休み明けで迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森安輝正騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森安輝正騎手（6戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。