チョウキング（2005年生、母マロンクリスティ）

チョウキング（2005年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時10歳）と交配したマロンクリスティが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は松崎弘幸。戦績は、中央平地5戦0勝、地方7戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松崎文彦から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、丸山隆雄によって630万円で落札された。

斎藤宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

10月21日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 雨/重）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた3戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず14着に終わった。

3歳（2008年）

1月24日、中6週で迎えた4戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインドリーム特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

2月29日、中4週で迎えた5戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート800m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るロングラトゥールを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月24日、中7週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベティユアアイズに4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

5月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエフテーグランドに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月11日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、スクリプターに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月9日、中3週で迎えた9戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、パラダイスブルーに半馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2009年）

2月23日、約7か月半の休み明けで迎えた10戦目は、一般C26（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゴールドコードに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

4月11日、中6週で迎えた11戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

5月16日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が振るわず14着に終わった。