ペケジェイ（2003年生、母スイートテイスト）

ペケジェイ（2003年4月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「人気バイクの愛称」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のTiznow（当時6歳）と交配したスイートテイストが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地16戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

1月29日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

2月19日、中2週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

2月25日、連闘で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、リヴィエールジータに半馬身交わされて2着となった。

3月12日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のドナパッションをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3月19日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

7月23日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた7戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

9月10日、中3週で迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のニットウサランをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

9月17日、連闘で馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（中京芝2000m 曇/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。17頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

11月5日、中6週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の甲斐路特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた12戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

12月16日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

4歳（2007年）

10月28日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた14戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

11月3日、連闘で馬体重を前走から18kg絞って迎えた15戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

5歳（2008年）

2月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた16戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 雪/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。