ニホンピロダッハ（1987年生、母アンビション）

ニホンピロダッハ（1987年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンテースト（当時16歳）と交配したアンビションが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地10戦2勝2着2回、地方2戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

6月11日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月15日、中4週で迎えた2戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したグランマステルビを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた5戦目は、J.ベラスケス騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のマチカネヒトシレズに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（1990年）

8月19日、約8か月半の休み明けで迎えた6戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

9月15日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の仁山特別（函館芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

9月22日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリキサンシルバーに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月13日、中2週で迎えた9戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた10戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したカナルウォーターにハナ差届かず2着となった。

4歳（1991年）

12月15日、約14か月の休養明けで迎えた11戦目は、川口道助騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったドゴールシンボリから半馬身差の2着に敗北した。

5歳（1992年）

1月3日、中2週で迎えた12戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川口道助騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。