フォトンブルー（2020年生、母シルヴァースカヤ）
Photon Blue
2020.01.28
フォトンブルー（2020年1月28日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「蒼き光子」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時19歳）と交配したシルヴァースカヤが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2023年のプリンシパルステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、スエヒロレーシングによって1億4,850万円で落札された。
武幸四郎厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2022年）
8月28日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエルデストサンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。
11月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳1勝クラスの黄菊賞（阪神芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。
12月10日、中3週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのエリカ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。
3歳（2023年）
3月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。
5月6日、中8週で迎えた5戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず3着に敗れた。
6月10日、中4週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラスの駒ケ岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。
8月19日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスの富良野特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。
デビュー前
1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、スエヒロレーシングによって1億4,850万円で落札された。
武幸四郎厩舎（栗東）へ入厩。
9月2日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は506kg。15頭立ての6番ゲートからスタート。競走除外となった。
9月16日、中3週で迎えた8戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に敗れた。
4歳（2024年）
2月17日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの筑紫特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたメイショウウネビ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。
3月23日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラスの金山特別（中京芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。
5月18日、中7週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの二王子特別（新潟芝2000m 外回り 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、伸びてきたノーブルクライ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。
7月21日、中8週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。
8月31日、中5週で迎えた13戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス 香港賞（札幌芝2000m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。
9月29日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は佐々木大輔騎手（2戦0勝）。17頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。
10月12日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラスの粟島特別（新潟芝1800m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。