ヒシノパルス（1991年生、母ボールドハルナ）

ヒシノパルス（1991年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のエルソプラノ（当時11歳）と交配したボールドハルナが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田扶美子。戦績は、中央平地11戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1993年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

庄野穂積厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

6月19日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（京都ダート1200m 雨/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったコトブキサクセスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月26日、連闘で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

9月5日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったミツアキヴィクトリに詰め切れず、9馬身差の2着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったカルストンホマレに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月16日、中2週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた7戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエリットロアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

12月4日、中1週で迎えた8戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

3歳（1994年）

1月8日、中4週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は石橋守騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

2月6日、中3週で迎えた10戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのシュンエイ記念（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

2月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/稍重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。