ガスター（2011年生、母ハタノギャラン）

ガスター（2011年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時14歳）と交配したハタノギャランが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）グッドラック・ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方21戦4勝。主な勝ち鞍は2015年のおおぐま座特別(一般C2三)。

経歴

デビュー前

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

8月24日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は442kg。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

3歳（2014年）

6月7日、約9か月半の休養明けで迎えた2戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

7月27日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入った。

8月9日、中1週で迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

9月28日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

11月28日、中8週で迎えた6戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、最後はオーミシャンクスと並んで4着同着となった。

12月28日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線に入ると、前で粘るロックオンヒーローを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2015年）

1月22日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2十二十三十四（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2十十一（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線に入ると、前で粘るレッドキュラスを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を収める

2月23日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で楢崎功祐騎手（4戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた14頭をごぼう抜きし、最後は2着のアエノカルティエに1馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

3月19日、中2週で迎えた11戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、八丈島フリージア賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた12戦目は、おおぐま座特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は楢崎功祐騎手（5戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線に入ると、前で粘るコウヨウチャンスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月24日、中1週で迎えた13戦目は、晩春特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（6戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

6月27日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

8月30日、中8週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（4戦0勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

11月3日、中5週で迎えた17戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、富士通フロンテック賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は楢崎功祐騎手（7戦4勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

12月30日、中4週で迎えた19戦目は、一般C1七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

5歳（2016年）

1月11日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

5月30日、約4か月半の休み明けで迎えた21戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は楢崎功祐騎手（8戦4勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

6月20日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

7月6日、中1週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた23戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

7月22日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた24戦目は、一般C2五六（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた25戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のカワセミ賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月5日、中3週で迎えた26戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた27戦目は、カラオケりえちゃん長年のご愛顧感謝賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

11月28日、中8週で迎えた28戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた29戦目は、一般C2九十（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は楢崎功祐騎手（9戦4勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。