コスモポッケ（2005年生、母コスモフライト）

コスモポッケ（2005年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ポケットの別名」。毛色は栗毛。種牡馬のジャングルポケット（当時7歳）と交配したコスモフライトが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は2007年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、ビッグレッドファームから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

11月4日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

12月15日、中5週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るレッズフィールドを次元の違う末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

3歳（2008年）

1月5日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したタマモスクワートにハナ差届かず2着に惜敗した。

4月6日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

5月25日、中4週で迎えた9戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 曇/重）に出走。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、6着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下の若鮎賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

10月5日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

10月26日、中2週で迎えた12戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2009年）

8月16日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の佐渡金銀山特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

10月19日、中8週で迎えた14戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、シリウス賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のテツキセキを半馬身振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

5歳（2010年）

5月2日、約6か月半の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

6月20日、中6週で迎えた16戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の雄国沼特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた17戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三宮特別（阪神芝1600m 外回り小雨/重）に出走。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

10月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、新涼特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた19戦目は、初冬特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず11着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた20戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、中野区特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた21戦目は、グラスレス3Dレグザ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。