フィボナッチ（2010年生、母モエレヒストリー）

フィボナッチ（2010年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「フィボナッチ数列より」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時11歳）と交配したモエレヒストリーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地30戦2勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2016年の大牟田特別(500万下)。

経歴

デビュー前

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

11月18日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

3歳（2013年）

3月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

6月23日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、6着に終わった。

8月10日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

9月1日、中2週で迎えた7戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/重）に出走。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のウインドストリームをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

9月21日、中2週で迎えた8戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2014年）

2月9日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

5月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

6月7日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月22日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。

9月14日、中7週で迎えた14戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

12月20日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

5歳（2015年）

2月15日、中7週で迎えた16戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず13着に敗れた。

2月21日、連闘で迎えた17戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の合馬特別（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

4月12日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた19戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の伏拝特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

6月20日、中7週で迎えた20戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

6月27日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったウイングパラダイスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月26日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず13着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた23戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

10月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

11月14日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

6歳（2016年）

2月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上500万下の大牟田特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線に入ると、前で粘るビリーヴザワンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って久しぶりに勝利を挙げた。

2月28日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず13着に終わった。

4月9日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず13着に終わった。

7月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg絞って迎えた29戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

8月6日、中4週で迎えた30戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の九州スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では速い脚を使えず17着に終わった。

10月5日、中8週で迎えた31戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、道志川特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。