アサクササンジャ（2002年生、母エアラグドール）

アサクササンジャ（2002年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋三社祭より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエルコンドルパサー（当時7歳）と交配したエアラグドールが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回、地方16戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、田原慶子によって4,305万円で落札された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

3月20日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は518kg。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月23日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のミヤコザムライに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月29日、中4週で迎えた3戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

8月13日、中8週で迎えた5戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、勝ったマイティシーダーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

4歳（2006年）

5月6日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

5月21日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

6月12日、中2週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ジューンスター賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月20日、中9週で迎えた9戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

5歳（2007年）

10月8日、約14か月の休み明けで迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

12月12日、中5週で迎えた12戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、初雪特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のキクノプログレッソを3/4馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

6歳（2008年）

3月20日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、麗春賞（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月10日、約5か月の休養明けで迎えた14戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた15戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の藻岩山特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の摩周湖特別（札幌芝1500m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。

7歳（2009年）

1月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 雪/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のザドリームチャンプに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

1月31日、中2週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた18戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

3月7日、中4週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた19戦目は、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアキノチャレンジに6馬身の差をつけて制した。

3月21日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヘイラホップを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って1番人気に応えた。

4月5日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

5月16日、中5週で迎えた22戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、皐月特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオカールノキセキを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

8月16日、約3か月の休み明けで迎えた23戦目は、葉月特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた24戦目は、新涼特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた25戦目は、長月特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた26戦目は、仲秋特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（7戦2勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた27戦目は、神無月特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で新原健伸騎手（8戦2勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

11月14日、中3週で迎えた28戦目は、長崎街道原田宿賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で新原健伸騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた29戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、霜月特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。