サマービーチ（2008年生、母マイファースト）

サマービーチ（2008年2月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「夏の砂浜」。毛色は栗毛。種牡馬のフィガロ（当時13歳）と交配したマイファーストが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は宮崎県、生産者は仁田脇彰。戦績は、中央平地11戦0勝、地方8戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年のさよなら・感謝・荒尾競馬(一般C10 11)。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

12月12日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に敗れた。

3歳（2011年）

2月12日、中8週で迎えた2戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雪/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

4月17日、中5週で迎えた4戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた5戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

12月1日、約7か月の休み明けで迎えた6戦目は、松島慧騎手を鞍上に迎えて、華菜ちゃんのキャロット杯（荒尾ダート950m 曇/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のリッカシャイニーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月23日、中2週で迎えた7戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、さよなら・感謝・荒尾競馬（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のサツマバレンタインに9馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

4歳（2012年）

4月8日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で花田大昂騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた10戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

7月16日、中8週で迎えた11戦目は、大隅特別（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

8月5日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は花田大昂騎手（2戦0勝）。17頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で花田大昂騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

5歳（2013年）

7月15日、約11か月の休み明けで迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、大隅特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

8月17日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

12月8日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から13kg絞って迎えた16戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-30（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のサクラネオドリームに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月31日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6歳（2014年）

1月19日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C2 22（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮戦したが、勝ったラストラッキーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗れた。

3月17日、中7週で迎えた19戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のリバーリンカーンに4馬身の差をつけてファンの支持に応えた。