シャネルレングス（1990年生、母バッテンコマチ）

シャネルレングス（1990年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のジヤツジアンジエルーチ（当時7歳）と交配したバッテンコマチが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年のひめゆりステークス(900万下)。

経歴

デビュー前

布施正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

7月26日、デビュー戦は大崎昭一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったツルマルボッケモンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月9日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るビッグダーバンを上がり2位の末脚で半馬身差し切って未勝利戦を制した。

3歳（1993年）

3月28日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず17着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下のひめさゆり賞（新潟芝1400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月16日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下のわらび賞（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

5月29日、中1週で迎えた8戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のホマレノプリンセスに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月20日、中2週で迎えた9戦目は、4歳900万下のひめゆりステークス（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のキョウワアリシバに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月18日、中3週で迎えた10戦目は、小倉日経オープン（小倉芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（5戦2勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。