モズトリプルエー（2017年生、母サイトディーラー）

モズトリプルエー（2017年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ＡＡＡ。格付けにおける最高点」。毛色は鹿毛。種牡馬のグランプリボス（当時9歳）と交配したサイトディーラーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は目黒牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

3月7日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

4月19日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、4着に入り込んだ。

5月3日、中1週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

6月28日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

8月15日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず最後はコンゴウレイワと並んで5着同着となった。

8月30日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

10月14日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

11月3日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のヤングブラッドを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のデイジーフラッシュに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。

12月16日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2021年）

4月13日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

6月4日、中6週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた12戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永井孝典騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永井孝典騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた15戦目は、大山龍太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3（園田ダート1230m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大山龍太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したヴァガルーナを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

9月22日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永井孝典騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で永井孝典騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のミヤビフレッチャをハナ差振り切って3勝目をつかんだ。

10月28日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で永井孝典騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で永井孝典騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で永井孝典騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は大山龍太郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

5歳（2022年）

1月21日、中4週で迎えた23戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、もつ鍋賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。