アウトランセイコー（1987年生、母エランドール）

アウトランセイコー（1987年3月9日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハイセイコー（当時17歳）と交配したエランドールが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は山口明彦。戦績は、中央平地1戦0勝、地方33戦13勝2着8回。主な勝ち鞍は1990年の東京ダービー。

経歴

デビュー前

鈴木英二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1989年）

7月13日、デビュー戦は松本隆宏騎手を鞍上に据えて、3歳（岩見沢ダート850m 曇/良）に出走。馬体重は524kg。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のハヤブサキヤニーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月19日、連闘で迎えた2戦目は、米川昇騎手を鞍上に迎えて、3歳（岩見沢ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のスターマーキユリーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月17日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のジュニアカップ（岩見沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は松本隆宏騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったダーネルダンサーからアタマ差の2着に甘んじた。

8月29日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のカシオペア特別（札幌(地)ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松本隆宏騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月28日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のフレンズオーナー馬特別（札幌(地)ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松本隆宏騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったテツセンスーパーから6馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中3週で迎えた6戦目は、2歳戦のグリーンパーク特別（帯広ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本隆宏騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のヒノデブレイブに3/4馬身の差をつけて3勝目をマークした。

11月2日、中0週で迎えた7戦目は、2歳戦の北海道3才優駿（帯広ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で松本隆宏騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた8戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のローレル賞 1組（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のハセノトライアンに1馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

12月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、2歳戦のターコイズ特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のヒラヨシプリンスに半馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

12月28日、中0週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた10戦目は、2歳戦の全日本3歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったハセノトライアンからハナ差の2着に甘んじた。

3歳（1990年）

1月17日、中2週で迎えた11戦目は、高橋三郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のゴールデンステッキ賞（大井ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のシロイチヤンピオンに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月6日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の京浜盃（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋三郎騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のヒラヨシプリンスに1馬身半の差をつけて優勝

4月12日、中8週で迎えた13戦目は、3歳戦の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋三郎騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のキングフオンテンに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月17日、中4週で馬体重を前走から87kg減らして迎えた14戦目は、3歳戦の羽田盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋三郎騎手（3戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のキングフオンテンに半馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月7日、中2週で馬体重を前走から94kg戻して迎えた15戦目は、3歳戦の東京ダービー（大井ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋三郎騎手（4戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のキングフオンテンをアタマ差制して怒涛の5連勝を決めた。

9月16日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、佐々木竹見騎手を鞍上に迎えて、G3のオールカマー（中山芝2200m 外回り曇/重）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。17頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では見せ場なく17着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた17戦目は、市澤正一騎手を鞍上に迎えて、東京盃（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月5日、中5週で迎えた18戦目は、田部和広騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の東京王冠賞（大井ダート2600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月13日、中4週で迎えた19戦目は、宮浦正行騎手を鞍上に迎えて、東京大賞典（大井ダート2800m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4歳（1991年）

2月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、金盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮浦正行騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。12着に敗れた。

6月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg絞って迎えた21戦目は、オホーツク賞（帯広ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は松本隆宏騎手（6戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のサンシヤインミカサに1馬身半の差をつけて勝利数を11に伸ばす

7月4日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、黒岳賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本隆宏騎手（7戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

8月1日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、ステイヤーズカップ（旭川ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本隆宏騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったベストンウインから5馬身差の2着に敗北した。

8月27日、中3週で迎えた24戦目は、村上正和騎手を鞍上に迎えて、金杯（岩見沢ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったベストンウインから3/4馬身差の2着に敗北した。

10月10日、中5週で迎えた25戦目は、ブリーダーズゴールドカップ（札幌(地)ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は松本隆宏騎手（9戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月14日、中4週で迎えた26戦目は、道営記念（函館(地)ダート2320m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松本隆宏騎手（10戦3勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

11月24日、中0週で迎えた27戦目は、全日本サラブレッドカップ（笠松ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は村上正和騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（1992年）

6月4日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた28戦目は、黒岳特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は松本隆宏騎手（11戦3勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったサクラジマから1馬身半差の2着となった。

6月18日、中1週で迎えた29戦目は、一般A（旭川ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松本隆宏騎手（12戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のビューテーフジエスをクビ差制して勝利数を12に伸ばす

7月16日、中3週で迎えた30戦目は、ステイヤーズカップ（旭川ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は村上正和騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラックホラーから3/4馬身差の2着に敗北した。

8月27日、中5週で迎えた31戦目は、ブリーダーズゴールドカップ（札幌(地)ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上正和騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月15日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、金杯（岩見沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上正和騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のビューテーフジエスに半馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす

11月3日、中2週で迎えた33戦目は、道営記念（岩見沢ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上正和騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったスガノスキーから4馬身差の2着に敗北した。

6歳（1993年）

5月5日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた34戦目は、瑞穂賞（帯広ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で村上正和騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。8着に敗れた。