コーストレンジズ（1988年生、母ハイセイユウ）

コーストレンジズ（1988年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のタイガートウザイ（当時8歳）と交配したハイセイユウが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂本政幸。戦績は、中央平地9戦1勝、地方10戦0勝。主な勝ち鞍は1990年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

6月24日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のモリノゴコーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

8月18日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

3歳（1991年）

1月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた6戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦1勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた7戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に54kgの斤量を背負って出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

4月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上400万下（新潟芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

7月22日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、音部浩仁騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C3二（船橋ダート1400m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた11戦目は、アラ系一般C3二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で音部浩仁騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月19日、連闘で迎えた12戦目は、アラ系一般C3二（船橋ダート1400m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で音部浩仁騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月22日、連闘で迎えた13戦目は、アラ系一般C3二（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で音部浩仁騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた14戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C3二三（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月13日、中4週で迎えた15戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B3（上山ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた16戦目は、中鉢利弘騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B2（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた17戦目は、アラ系一般B3（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中鉢利弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた18戦目は、海方栄二騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B2（上山ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

4歳（1992年）

4月21日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、アラ系一般B1（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は中鉢利弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。