オリオンザトール（2003年生、母マルゼンブリッジ）

オリオンザトール（2003年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋北欧神話の雷神」。毛色は鹿毛。種牡馬のレオンプライド（当時10歳）と交配したマルゼンブリッジが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はマル善橋本牧場。戦績は、中央平地10戦2勝、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

7月31日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。17頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

3歳（2006年）

4月23日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

6月18日、中7週で迎えた3戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月2日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤聖也騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のローレルハンバーバに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐藤聖也騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のセイウンボールドに2馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4歳（2007年）

12月1日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で佐藤聖也騎手（3戦2勝）。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。0着に敗れた。

5歳（2008年）

1月20日、中6週で迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

3月16日、中7週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は佐藤聖也騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤聖也騎手（5戦2勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

9月7日、約5か月半の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤聖也騎手（6戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。18着に敗れた。

10月18日、中5週で迎えた11戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、大淀川特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた12戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、嘉瀬川特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月30日、中3週で迎えた13戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、菊池川特別（佐賀ダート2000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。