ワガミチヲイク（2006年生、母ランニングタッチ）

ワガミチヲイク（2006年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「我が道を行く」。毛色は芦毛。種牡馬のアドマイヤコジーン（当時10歳）と交配したランニングタッチが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡豊浦町、生産者は飯原牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方12戦4勝。主な勝ち鞍は2009年の稟治郎3歳誕生日記念。

経歴

デビュー前

1歳のとき、飯原牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、神山幸男によって630万円で落札された。

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

9月14日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

3歳（2009年）

1月11日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

2月21日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。17頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

8月6日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンペリーを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月21日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた5戦目は、3歳戦の祝!芳樹・美穂結婚記念杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のバンダムチョッパーに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月8日、中2週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のバンダムチョッパーに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の稟治郎3歳誕生日記念（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のトウストを3/4馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

4歳（2010年）

1月23日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

4月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

10月23日、約6か月半の休み明けで迎えた10戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた11戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ガーベラスター賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は宮崎北斗騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

5歳（2011年）

7月20日、約7か月半の休み明けで迎えた13戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、アンタレス特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

9月27日、中9週で迎えた14戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ紅葉月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた15戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、千種川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月22日、中3週で迎えた16戦目は、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

12月15日、中2週で迎えた17戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、ターコイズスター賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

6歳（2012年）

4月24日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、マルチスター特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

7歳（2013年）

3月19日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、はりまや盃（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。