ローブエリタージュ（2019年生、母ローブティサージュ）

ローブエリタージュ（2019年1月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部+受け継がれるもの(仏)」。毛色は青鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時17歳）と交配したローブティサージュが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額6,000万円（12万×500口）で一口馬主が募集された。

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

12月26日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は396kg。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のゴーゴーユタカに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2022年）

5月1日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

10月30日、約6か月の休み明けで迎えた3戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に敗れた。

4歳（2023年）

1月28日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

3月19日、中6週で迎えた5戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、5着に入り込んだ。

5月20日、中8週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの二王子特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

8月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの湯沢特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

10月14日、中8週で迎えた8戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの松浜特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

11月25日、中5週で迎えた9戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2400m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

5歳（2024年）

1月20日、中7週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦0勝）。17頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

3月17日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したハイハローを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4月13日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、最後はヴァンナチュールと並んで3着同着となった。

7月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラスの伊達特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川裕紀人騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず11着に敗れた。

9月21日、中8週で迎えた14戦目は、長浜鴻緒騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。