グレートスラッガー（2004年生、母ペパーミントグラス）

グレートスラッガー（2004年3月6日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋強打者」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時6歳）と交配したペパーミントグラスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鎌田正嗣。戦績は、中央平地6戦0勝2着2回、地方13戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の一般C2二三四。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鎌田正嗣から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、クドウファームによって1,312.5万円で落札された。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

3月11日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は532kg。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたメイショウジダーン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中1週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて16番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、ナリタスパークに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月19日、中7週で迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、6着に終わった。

6月23日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

7月29日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

8月11日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

11月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般B2一（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に敗れた。

4歳（2008年）

9月22日、約10か月半の休養明けで迎えた8戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、一般C2二アイ（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた10戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のフリーデコメをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

11月25日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1六（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1 C2（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

12月17日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、一般C1五（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

12月26日、連闘で馬体重を前走から7kg戻して迎えた14戦目は、一般C1九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

5歳（2009年）

1月7日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

1月13日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2四五六（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で繁田健一騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月2日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で繁田健一騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた18戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、梅まつり賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。