クインズマルシアノ（2012年生、母アルヴェナ）

クインズマルシアノ（2012年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋宇宙人（西）」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時12歳）と交配したアルヴェナが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）隆栄牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方22戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は2016年のしょうぶ特別(一般C1)。

経歴

デビュー前

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

8月9日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は486kg。17頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

10月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、2歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月15日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

3歳（2015年）

1月4日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4月25日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴山雄一騎手（4戦0勝）。17頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、6着に終わった。

8月1日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴山雄一騎手（5戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

8月29日、中3週で迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月19日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

4歳（2016年）

1月12日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、赤嶺亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

2月9日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤嶺亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

3月4日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったエムオーハンターに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月18日、中1週で迎えた14戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた15戦目は、『人生を危険にさらせ』出版記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で友森翔太郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた16戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で友森翔太郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったムーントラベラーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月22日、中1週で迎えた17戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニシノスコーピオンに9馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月6日、中1週で迎えた18戦目は、しょうぶ特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は友森翔太郎騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のダンスオーレに1馬身の差をつけて2勝目をマークした。

5月20日、中1週で迎えた19戦目は、一般B10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（5戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハナモモに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月26日、連闘で迎えた20戦目は、飛島大橋賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で友森翔太郎騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、ムーントラベラーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

6月9日、中1週で迎えた21戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で友森翔太郎騎手（7戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ゴールドトレジャーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月23日、中1週で迎えた22戦目は、たけのこ賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るユウクンを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

7月7日、中1週で迎えた23戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、第4戦シルバーホイップ賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた24戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は友森翔太郎騎手（8戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ムーントラベラーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月3日、中1週で迎えた25戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（9戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、フェリシダーデスに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月17日、中1週で迎えた26戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（2戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は友森翔太郎騎手（10戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた28戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、金シャチJkオールスターズ（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月4日、中1週で迎えた29戦目は、戸部尚実騎手2500勝達成記念（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は友森翔太郎騎手（11戦2勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた30戦目は、くるみ賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（12戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた31戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で友森翔太郎騎手（13戦2勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた32戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で友森翔太郎騎手（14戦2勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアスリートラヴに詰め切れず、7馬身差の2着となった。