ゲッカビジン（1985年生、母ローズイベンチヤー）

ゲッカビジン（1985年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハギノカムイオー（当時6歳）と交配したローズイベンチヤーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者はホウセイ牧場。戦績は、中央平地13戦1勝、地方6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の4歳新馬。

経歴

デビュー前

清水久雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

2月28日、デビュー戦は柿元嘉和騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のエリモシンボルに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月2日、中4週で迎えた2戦目は、4歳400万下のれんげ賞（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月29日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定4歳400万下の矢車賞（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柿元嘉和騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳400万下（阪神芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で柿元嘉和騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

7月2日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定4歳400万下のなでしこ賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿元嘉和騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。0着に終わった。

8月28日、中7週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の江差特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で柿元嘉和騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の仁山特別（函館芝1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で柿元嘉和騎手（6戦1勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

4歳（1989年）

8月5日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は8戦連続で柿元嘉和騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で柿元嘉和騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で柿元嘉和騎手（9戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた11戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

10月29日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柿元嘉和騎手（10戦1勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下の醍醐特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（11戦1勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

12月25日、中5週で迎えた14戦目は、内沢信昭騎手を鞍上に迎えて、C1ニ（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（1990年）

1月18日、中2週で迎えた15戦目は、田中敏和騎手を鞍上に迎えて、C1ニ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったハレーマラドーナから1馬身半差の2着に敗北した。

2月2日、中1週で迎えた16戦目は、C1ニ（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中敏和騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のライトハンターに1馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

2月27日、中3週で迎えた17戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、シクラメン特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた18戦目は、C1ロ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は田中敏和騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた19戦目は、C1ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。