シンボリクラウン（1995年生、母スイートミトゥーナ）

シンボリクラウン（1995年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時14歳）と交配したスイートミトゥーナが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地31戦3勝2着3回、地方8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年のポプラステークス(900万下)。

経歴

デビュー前

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

8月2日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のセキノダントツを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月29日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 雨/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

3歳（1998年）

1月5日、中4週で迎えた3戦目は、4歳500万下の若竹賞（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

2月14日、中5週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のゆりかもめ賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入った。

5月17日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、4歳500万下の夏木立賞（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシルクアクターに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月12日、中4週で迎えた7戦目は、4歳500万下のアマリリス賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアポンマイワードを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

8月1日、中2週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の豊栄特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

8月30日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のポプラステークス（札幌芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアドマイヤサンデーを半馬身振り切って3勝目を手中に収めた。

9月20日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた10戦目は、ハーベストステークス（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい5着に敗れた。

10月10日、中2週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のオクトーバーステークス（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したアーティストターフを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

11月8日、中3週で迎えた12戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。17頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

12月20日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の冬至ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったメジロランバートに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4歳（1999年）

1月10日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、5歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

4月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、5歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（4戦2勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

5月2日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の箱根ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（7戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

7月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上900万下のSTV杯（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月14日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上はM.ロバーツ騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

11月20日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の晩秋特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（8戦2勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の美浦特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上はM.ロバーツ騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた23戦目は、J.ムルタ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

5歳（2000年）

6月11日、約5か月半の休み明けで迎えた24戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の五稜郭特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

6月25日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた25戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の鮎掛賞（東京芝2000m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

10月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた26戦目は、4歳以上900万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

6歳（2001年）

4月29日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から20kg絞って迎えた27戦目は、4歳以上900万下の金峰山特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた28戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の飯坂特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の青嵐賞（東京芝2400m 小雨/重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

10月28日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

11月18日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の昇仙峡特別（東京芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

7歳（2002年）

6月8日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた32戦目は、平沢則雄騎手を鞍上に迎えて、きすげ特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた33戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、文月特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた34戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、報知杯（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月2日、中5週で迎えた35戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、一般E（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンアスペンに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

9月14日、中1週で迎えた36戦目は、一般E（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったナムラコクオーから2馬身半差の2着に敗北した。

10月7日、中2週で迎えた37戦目は、一般E（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鷹野宏史騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のフレイミイパラスに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月27日、中2週で迎えた38戦目は、一般E（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鷹野宏史騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた39戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、一般E（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。