ショウナンルビー（1991年生、母ノースハーミット）

ショウナンルビー（1991年5月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパークリージエント（当時10歳）と交配したノースハーミットが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田和男。戦績は、中央平地30戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

11月14日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/不良）に出走。馬体重は422kg。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

11月27日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

12月25日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着を確保した。

3歳（1994年）

1月16日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスマイリーカンナに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

1月30日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で蛯名正義騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のベルシンプーをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

7月31日、約6か月の休み明けで迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るホースフォースを上がり2位タイの末脚で半馬身差し切って久方ぶりの実戦をモノにした。

8月20日、中2週で迎えた8戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の大通り特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

9月10日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の大沼ステークス（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月24日、中1週で迎えた10戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のSTV杯（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

10月29日、中4週で迎えた11戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1200m 雨/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた12戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初霜特別（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

4歳（1995年）

1月14日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の若水賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

5月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

6月11日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は青木芳之騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したロータリーペガサスを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

7月23日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイランドブルースを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

8月12日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の駒場特別（函館芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の津軽海峡特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（4戦1勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月17日、約3か月の休み明けで迎えた24戦目は、4歳以上900万下の香取特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

5歳（1996年）

1月20日、中4週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

2月17日、中3週で迎えた26戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1200m 雪/良）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

3月10日、中2週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

4月13日、中2週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。