ブラックケリー（2022年生、母フィールグリュック）

ブラックケリー（2022年5月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「黒+人名より。本馬の毛色より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモーリス（当時11歳）と交配したフィールグリュックが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中田英樹。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中田英樹から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、によって円で落札された。

長谷川浩大厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

9月21日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

10月6日、中1週で迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

12月14日、中9週で迎えた3戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて7着に沈んだ。

3歳（2025年）

2月9日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

2月23日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

5月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、和田陽希騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。11着に敗れた。

7月5日、中7週で迎えた7戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鬼脚を炸裂させて、最後は2着のメイショウセイロウに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

9月7日、中8週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉村誠之助騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のフランクスピードをクビ差振り切って2勝目を収める

10月5日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（京都芝1200m 曇/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るジュンヴァンケットを上がり4位の末脚でクビ差だけ差し切って3勝目をつかんだ。

11月23日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上3勝クラスの醍醐ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に敗れた。