ファビュラスセンス（2006年生、母ファビラスターン）

ファビュラスセンス（2006年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「素晴らしい感性」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時11歳）と交配したファビラスターンが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地15戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額1,260万円（6.3万×200口）で一口馬主が募集された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

5月3日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したデオにハナ差届かず2着となった。

5月24日、中2週で迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のグリッドマトリクスに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月19日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り雨/重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の鳥屋野特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月26日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

4歳（2010年）

5月15日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

11月1日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に敗れた。

5歳（2011年）

2月6日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

4月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したストロングロビンにクビ差届かず2着となった。

5月22日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

8月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したミエノゴーゴーにクビ差届かず2着となった。

8月27日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の古町特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

10月23日、中7週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の女池特別（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。