シャイボーイ（2009年生、母メイショウキラメキ）

シャイボーイ（2009年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「内気な男の子」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時16歳）と交配したメイショウキラメキが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）びらとり牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方16戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の一般C2四。

経歴

デビュー前

当歳のとき、びらとり牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」と「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。1歳のとき、びらとり牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

11月12日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は478kg。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

3歳（2012年）

2月25日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

5月13日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

7月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

8月27日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキョウエイスパイアに約16馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2013年）

4月14日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた8戦目は、優れた芸術岩谷堂箪笥レース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた9戦目は、ミヤマリンドウレース（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

6月17日、中6週で迎えた10戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るプロヴォカーレを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を手に入れた。

7月20日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、外山節全国大会レース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

12月7日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

5歳（2014年）

3月18日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、はりまや盃（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた14戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に終わった。

5月25日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

11月30日、約6か月半の休み明けで迎えた17戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。17頭立ての17番人気で18番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。

12月21日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた18戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったステイバンクに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2015年）

3月27日、約3か月の休み明けで迎えた19戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカワキタスキップに約11馬身の大差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

4月14日、中2週で迎えた20戦目は、花嫁のれん展特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

5月9日、中3週で迎えた21戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 23（佐賀ダート900m 曇/重）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のタピスドフルールに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月24日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のカシノトップレディに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月6日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカシノラピスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中1週で迎えた25戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったワンダーベレーザに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月1日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。