シングアップロック（2004年生、母アンティーケリー）

シングアップロック（2004年2月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「父名の一部＋上へ＋岩」。毛色は栗毛。種牡馬のシングスピール（当時12歳）と交配したアンティーケリーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方8戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の一般C25。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ダーレー・ジャパンから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、櫻井正によって1,470万円で落札された。

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

7月7日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びを欠き14着に終わった。

9月15日、中5週で迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

4歳（2008年）

2月17日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、テクノリサーチ創立20周年記念（名古屋ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、マヤノパガニーニに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

3月3日、中1週で迎えた5戦目は、一般C32（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、エヴァソーマッチにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月17日、中1週で迎えた6戦目は、一般C29（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスリーラジアルに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月24日、連闘で迎えた7戦目は、一般C24（名古屋ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた8戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

4月15日、連闘で迎えた9戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた10戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C21（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月5日、連闘で迎えた11戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は倉地学騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキリノマシュウコをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

9月13日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。