ラッシュボール（2012年生、母モエレカントリー）

ラッシュボール（2012年2月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ラッシュ＋球」。毛色は鹿毛。種牡馬のパーソナルラッシュ（当時11歳）と交配したモエレカントリーが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）イスズ牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方5戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の3歳C1一。

経歴

デビュー前

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

6月21日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた2戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館ダート1000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

9月21日、中5週で迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

11月9日、中6週で迎えた5戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

12月22日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、2歳C2三（水沢ダート850m 小雪/不良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したサンエイジャンセンを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月30日、連闘で迎えた7戦目は、2歳C2一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレオファントムに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2015年）

1月4日、連闘で迎えた8戦目は、3歳C1一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハハノエガオに8馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月6日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から21kg減らして迎えた9戦目は、3歳B1二（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり3着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のやまびこ賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦2勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。