コスモキャンディス（2002年生、母マツユキソウ）

コスモキャンディス（2002年5月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋キャンディス・バーゲンより」。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時13歳）と交配したマツユキソウが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）石田牧場。戦績は、中央平地34戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、石田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、石田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって157.5万円で落札された。12歳のとき、ビッグレッドファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、瀬戸牧場によって54万円で落札された。

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

1月22日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のエアコムローをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

2月19日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

4月24日、中8週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着を確保した。

5月8日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下の若鮎賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったテンイムホウにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

5月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた6戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた7戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

8月13日、中5週で迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

10月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤聖也騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

12月4日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤聖也騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたオンワードミシェル決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

12月25日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐藤聖也騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったシンシンマーキーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（2006年）

1月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた13戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた14戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた15戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では弾けるような伸びで猛進したが、スナップショットに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月1日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

8月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた18戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた20戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

12月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤聖也騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

12月17日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤聖也騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

5歳（2007年）

2月4日、中6週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

3月4日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤聖也騎手（6戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月17日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤聖也騎手（7戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

8月25日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着を確保した。

9月9日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月18日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた30戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤聖也騎手（8戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた31戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤聖也騎手（9戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のラブリーコンサートに2馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

6歳（2008年）

1月19日、中6週で迎えた32戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（6戦0勝）。15頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた33戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 小雪/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた34戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（7戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は失速してしまい16着に終わった。