リリーフィールド（2022年生、母ハイリリー）

リリーフィールド（2022年2月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「テッポウユリや世界のユリが咲き誇る沖縄県の公園。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のモズアスコット（当時8歳）と交配したハイリリーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。2025年の兵庫チャンピオンシップ(Jpn2)で3着に入った他、2025年のファルコンステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

6月15日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオカメノコイに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月13日、中3週で迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

デビュー前

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

10月5日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳1勝クラスのりんどう賞（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。馬体重は426kg。10頭立ての6番ゲートからスタート。競走除外となった。

10月13日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのもみじステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のインフローレに3馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月8日、中7週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

3歳（2025年）

3月8日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた6戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着を確保した。

5月1日、中5週で迎えた7戦目は、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

7月6日、中8週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの立待岬特別（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたルージュラナキラ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月20日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの潮騒特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

10月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの宇治川特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（6戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はホーリーブラッサムと並んで2着同着となった。

11月8日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの亀岡特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。