シュガークン（2021年生、母シュガーハート）

シュガークン（2021年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部+時(フィンランド語)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時9歳）と交配したシュガーハートが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヤナガワ牧場。2024年の青葉賞(G2)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

2月4日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。17頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したワールズエンドを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサラトガチップスに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月24日、中3週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラスの大寒桜賞（中京芝2200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオールナットに2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

4月27日、中4週で迎えた4戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦2勝）。17頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のショウナンラプンタをアタマ差振り切って重賞初挑戦初制覇を達成した。

5月26日、中3週で迎えた5戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦3勝）。17頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ7着に沈んだ。