フェアリーキャロル（2004年生、母サワズソング）

フェアリーキャロル（2004年2月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「妖精の祝歌」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時12歳）と交配したサワズソングが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方10戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳。

経歴

デビュー前

広森久雄厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

10月10日、デビュー戦は小林靖幸騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は440kg。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったモエレフクキタから2馬身差の2着に敗北した。

10月26日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林靖幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るグロリアスブリッジを上がり1位の末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

11月7日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（札幌(地)ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林靖幸騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

3歳（2007年）

1月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

2月20日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

3月27日、中4週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた7戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

5月22日、中1週で迎えた9戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた10戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るネンガンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

10月27日、中5週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた11戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 雨/不良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

4歳（2008年）

1月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた12戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

3月2日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり17着に終わった。