アドマイヤベル（2021年生、母ベルアリュールⅡ）

アドマイヤベル（2021年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+母名の一部、美しい(仏)」。毛色は栗毛。種牡馬のスワーヴリチャード（当時7歳）と交配したベルアリュールⅡが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2024年のフローラステークス(牝G2)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、近藤旬子によって3,520万円で落札された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

8月20日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のベストミーエヴァーをハナ差振り切って初白星を挙げた。

11月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの百日草特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2024年）

2月17日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのフリージア賞（東京芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したマーシャルポイントにクビ差届かず2着に惜敗した。

4月21日、中8週で迎えた4戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のラヴァンダに1馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を果たした。