ワンエルメス（2019年生、母サツマガイア）

経歴

デビュー前

1歳のとき、門別牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって440万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、嶋田賢によって2,970万円で落札された。

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

6月19日、デビュー戦は永島まなみ騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は450kg。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた2戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館ダート1000m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒルノショパンを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

10月24日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのなでしこ賞（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

12月5日、中5週で迎えた4戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

3歳（2022年）

11月6日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、5着を確保した。

4歳（2023年）

1月15日、中9週で迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/不良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

11月19日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

5歳（2024年）

1月21日、中8週で迎えた10戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

2024年2月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。