ファステック（2004年生、母インペチュアスイメージ）

Fastech

2004.05.09

ファステック（2004年5月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「次世代新幹線名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のForestry（当時8歳）と交配したインペチュアスイメージが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地6戦1勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、日高大洋牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、杉山忠国によって1,575万円で落札された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

1月21日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

4月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のテンジンイナバウアを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月26日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

4歳（2008年）

1月5日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

5月10日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

8月16日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。