スキャニングジョイ（1998年生、母ミスマルシゲ）

スキャニングジョイ（1998年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時10歳）と交配したミスマルシゲが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地21戦1勝、中央障害5戦1勝、地方4戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,575万円（15.75万×100口）で一口馬主が募集された。

佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

2月24日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。馬体重は442kg。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦のロベリア賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナムラダーウィンを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

7月2日、中5週で迎えた7戦目は、3歳戦のカンナ賞（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に敗れた。

7月8日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（6戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（7戦0勝）。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた11戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のオリンピアコートに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

9月30日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

4歳（2002年）

4月7日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた15戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた16戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた17戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 小雨/重）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

8月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた18戦目は、桂浜盃（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

10月19日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で植野貴也騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロオーモンドに1馬身1/4の差をつけて2勝目を挙げた。

11月23日、中2週で迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で植野貴也騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた24戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 小雨）に出走。鞍上は7戦連続で植野貴也騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（8戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

5歳（2003年）

2月1日、中5週で迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。鞍上は植野貴也騎手（8戦1勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月25日、約10か月の休養明けで迎えた27戦目は、プリムラ賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（9戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。

12月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、3歳以上500万下の沓掛特別（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（9戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では速い脚を使えず16着に終わった。

12月27日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた29戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（10戦1勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

6歳（2004年）

1月17日、中2週で迎えた30戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。