ニチドウダンサー（2000年生、母ニチドウアイリス）

ニチドウダンサー（2000年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋踊り子」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイトスポット（当時13歳）と交配したニチドウアイリスが18歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は大平牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方10戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の一般C2-7。

経歴

デビュー前

坂田正行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

11月30日、デビュー戦は菅原勲騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

12月7日、連闘で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（阪神芝1200m 小雨/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2003年）

1月18日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

3月22日、中5週で迎えた5戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた6戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

7月13日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた7戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で武英智騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

4歳（2004年）

4月20日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、藤川洋一郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

5月3日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、一般C2-4（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤川洋一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

5月23日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた12戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C2-4（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2-7（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2-4（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松戸政也騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

7月5日、連闘で迎えた15戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、一般C2-7（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアスカノシェーバーに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月26日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

9月21日、連闘で迎えた19戦目は、越原椿ちゃん初誕生記念（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に終わった。