ケイアイリチャード（2003年生、母ツルマルヤエコー）

ケイアイリチャード（2003年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋男性名」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時14歳）と交配したツルマルヤエコーが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は青森県、生産者はイズモリファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方31戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の3歳C3。

経歴

デビュー前

増沢末夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

7月17日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

3歳（2006年）

1月22日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に敗れた。

4月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から19kg絞って迎えた3戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳C3（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リトルプレイヤーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月29日、中1週で迎えた4戦目は、3歳C3（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のモエレメダリストに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月15日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブレーブスターに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C2（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したモエレネクサスを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着となった。

6月12日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原勲騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原勲騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C1（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で菅原勲騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳C2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原勲騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた12戦目は、3歳C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で菅原勲騎手（9戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた13戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた14戦目は、3歳C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（10戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた15戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月7日、連闘で迎えた16戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

10月30日、連闘で迎えた18戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

11月20日、連闘で迎えた20戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

12月10日、連闘で迎えた22戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

12月16日、連闘で迎えた23戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で高松亮騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 雪/不良）に出走。鞍上は8戦連続で高松亮騎手（8戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

4歳（2007年）

1月4日、連闘で迎えた25戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた26戦目は、西内忍騎手を鞍上に迎えて、一般E4（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた27戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般E5（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた28戦目は、一般E5（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は西内忍騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

4月8日、中4週で迎えた29戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、一般C1-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた31戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で江下英昭騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

5月21日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で江下英昭騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた33戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江下英昭騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。