オンワードラトゥル（2002年生、母オンワードロゼ）

オンワードラトゥル（2002年4月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ガラガラ（赤ん坊のおもちゃ）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のストローズクリーク（当時11歳）と交配したオンワードロゼが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、中央障害2戦1勝。2005年の京都ハイジャンプ(JG2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

9歳のとき、オンワード牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、南部功によって31.5万円で落札された。

柴田政見厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

12月25日、デビュー戦は白坂聡騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

3歳（2005年）

7月24日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場なく14着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、6着を確保した。

8月27日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒岩悠騎手（2戦0勝）。17頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

10月15日、中3週で迎えた6戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 雨）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のアドマイヤホープに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月12日、中3週で迎えた7戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。