エンピレオ（2018年生、母マチカネハヤテ）

エンピレオ（2018年5月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「至高天(伊)。スピ-ドの至高天を目指して」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時10歳）と交配したマチカネハヤテが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,800万円（70万×40口）で一口馬主が募集された。

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

11月21日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

3歳（2021年）

2月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4月24日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のメイショウミズモに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

4歳（2022年）

1月9日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた4戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

7月16日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

12月24日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた6戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

5歳（2023年）

2月19日、中7週で迎えた7戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 小雨/不良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

2023年2月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。