ミスズカントリー（1998年生、母エイユーサンバー）

ミスズカントリー（1998年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時6歳）と交配したエイユーサンバーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡野牧場。戦績は、中央平地43戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

11月26日、デビュー戦は土肥幸広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

12月3日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

12月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳新馬（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。

3歳（2001年）

1月8日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したフィールドキングを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

1月20日、中1週で迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

2月17日、中3週で迎えた6戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた7戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた8戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた10戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、ニシノブリッツに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

5月13日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のボールドカリバーを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

5月27日、中1週で迎えた12戦目は、3歳500万下（中京芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったホッコーダンディを3/4馬身捉え切れず2着となった。

6月10日、中1週で迎えた13戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のインディアトロフィー（中京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた14戦目は、3歳500万下のすいれん賞（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

4歳（2002年）

2月3日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

3月9日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（5戦0勝）。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で土肥幸広騎手（6戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4月20日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で土肥幸広騎手（7戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のメジロオルバースに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手にした。

5月11日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で土肥幸広騎手（8戦1勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の三河特別（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で土肥幸広騎手（9戦1勝）。17頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた22戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の奥尻特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（10戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

8月18日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（11戦1勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた26戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月15日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

11月9日、中5週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下の奥只見特別（福島芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（12戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露し、3着に入った。

12月1日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（13戦1勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（14戦1勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

5歳（2003年）

1月18日、中3週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で土肥幸広騎手（15戦1勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた33戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月23日、中5週で迎えた34戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた35戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のブリストルパリをクビ差振り切って優勝

4月27日、中1週で迎えた36戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた37戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の有松特別（中京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は角田晃一騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた38戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の木曽川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

7月12日、中4週で迎えた39戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月26日、中1週で迎えた40戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた41戦目は、3歳以上1000万下の洞爺湖特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

6歳（2004年）

9月26日、約14か月の休み明けで迎えた42戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のビワハヤヒデメモリアル（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた43戦目は、3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（3戦1勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。