ヤマニンデンファレ（2018年生、母ヤマニンアドーレ）

ヤマニンデンファレ（2018年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+洋蘭の系統名」。毛色は芦毛。種牡馬のローエングリン（当時19歳）と交配したヤマニンアドーレが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は錦岡牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

星野忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

7月19日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい17着に敗れた。

11月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月12日、中4週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

3歳（2021年）

1月11日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

2月28日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

4月11日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で江田照男騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で江田照男騎手（7戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のシルブロンに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月6日、中4週で迎えた9戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、後続を2馬身以上離して、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

9月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（8戦1勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のアインゲーブングを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

12月18日、約3か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（9戦2勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレインカルナティオをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2022年）

2月13日、中7週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの初音ステークス（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（10戦3勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3月20日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上3勝クラスのスピカステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（11戦3勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、4着に入った。

7月10日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（12戦3勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

9月18日、中9週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのレインボーステークス（中山芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（13戦3勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

10月29日、中5週で迎えた16戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの魚沼ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

12月11日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上3勝クラスの常総ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

5歳（2023年）

3月19日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上3勝クラスのスピカステークス（中山芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は江田照男騎手（14戦3勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

9月17日、約6か月の休養明けで迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのレインボーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（15戦3勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

10月28日、中5週で迎えた20戦目は、3歳以上3勝クラスの魚沼ステークス（新潟芝2000m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

12月28日、中8週で迎えた21戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの2023ファイナルステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

6歳（2024年）

2月10日、中5週で迎えた22戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月3日、中2週で迎えた23戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの戎橋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

4月20日、中6週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの湘南ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

6月15日、中7週で迎えた25戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの多摩川ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

8月17日、中8週で迎えた26戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの豊明ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

10月14日、中7週で迎えた27戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月9日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上3勝クラスの奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。