メイショウグラニー（2019年生、母プリンセスムーン）

メイショウグラニー（2019年2月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+人名愛称」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時11歳）と交配したプリンセスムーンが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。2021年の中京2歳ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

11月7日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアルムブラーヴに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月18日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳オープンの中京2歳ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3歳（2022年）

2月27日、中9週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

4月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

7月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

9月19日、中9週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月16日、中3週で迎えた8戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

4歳（2023年）

1月14日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 小雨/重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたブランデーロック決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

2月4日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るディオアステリアを上がり2位タイの末脚で半馬身差し切って2勝目を挙げた。

2月18日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの紫川特別（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月25日、約9か月半の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦1勝）。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい18着に敗れた。