ノブアルコバレーノ（2008年生、母シングムーン）

ノブアルコバレーノ（2008年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋虹（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のエアジハード（当時13歳）と交配したシングムーンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地7戦0勝、地方11戦4勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

10月31日、デビュー戦は高田潤騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

11月28日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

3歳（2011年）

2月9日、中9週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた3戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の広峰山特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

4月16日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

6月18日、中8週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

9月3日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

10月21日、中6週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた9戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスペリアファイターに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月28日、連闘で迎えた10戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた11戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のスイートサンテに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月30日、中1週で迎えた12戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のフロムジャパンに3馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

12月7日、連闘で迎えた13戦目は、一般C15（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタルトレットを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って断トツの支持に応えた。

4歳（2012年）

1月7日、中3週で迎えた14戦目は、シンプライズ記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

3月8日、中8週で迎えた15戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

5月2日、中7週で迎えた16戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

5月31日、中3週で迎えた17戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で丸野勝虎騎手（8戦4勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

7月4日、中4週で迎えた18戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で丸野勝虎騎手（9戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。