アイオブザキング（2002年生、母ビクトリアウインク）

アイオブザキング（2002年2月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「王様の目」。毛色は青鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時7歳）と交配したビクトリアウインクが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地31戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2007年の赤湯特別(500万下)。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

10月17日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマイネルセネターに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月6日、中2週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の百日草特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた3戦目は、2歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

4歳（2006年）

5月14日、約18か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

7月23日、中4週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

8月20日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（3戦1勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（4戦1勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

12月10日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下の志摩特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（5戦1勝）。18頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

12月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したオーヴェールにアタマ差届かず2着となった。

5歳（2007年）

1月21日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で二本柳壮騎手（7戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた12戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、5着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4月22日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（9戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったシゲルガンバレに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月12日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（10戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（11戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で二本柳壮騎手（12戦1勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したフジマサゴールドを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

7月7日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の青葉城特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で二本柳壮騎手（13戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったエイミングポイントにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月25日、中6週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で二本柳壮騎手（14戦1勝）。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入った。

10月20日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で二本柳壮騎手（15戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したシゲルダイハッカイに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月3日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の赤湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で二本柳壮騎手（16戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウスイをクビ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

11月25日、中2週で迎えた22戦目は、増沢由貴子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の雲ヶ畑特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

12月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（17戦2勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく15着に敗れた。

6歳（2008年）

7月27日、約7か月半の休み明けで迎えた24戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた25戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の長岡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

9月14日、中4週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7歳（2009年）

12月13日、約15か月の休養明けで迎えた27戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の伊吹山特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

8歳（2010年）

1月31日、中6週で迎えた28戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた29戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

4月4日、中4週で迎えた30戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

5月15日、中5週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下の立川特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。