バゴ（2001年生、母Moonlight’s Box）

バゴ（2001年2月3日）は、フランスで生まれた競走馬、種牡馬。2004年にカルティエ賞最優秀3歳牡馬を受賞した。毛色は黒鹿毛。種牡馬のNashwan（当時15歳）と交配したMoonlight's Boxが6歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地1戦0勝、海外15戦8勝。2005年のガネー賞(仏・G1)に勝利した他、2004年の凱旋門賞(仏・G1)を制するなど、G1級競走5勝を含む重賞6勝を挙げた。

経歴

2歳（2003年）

8月5日、T.ジレ騎手を鞍上に据えて、11頭立ての2番人気に推されてレースに臨んだ。最後は、2着のMarnixに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月2日、鞍上は2戦連続でT.ジレ騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されてレースに臨んだ。最後は、2着のJoursanvaultに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月20日、2歳G3のシェーヌ賞（フランス・ロンシャン芝1600m）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続でT.ジレ騎手（2戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のValixirに1馬身半の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

11月1日、2歳G1のクリテリウム・アンテルナシオナル（フランス・サン＝クルー芝1600m）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続でT.ジレ騎手（3戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のTop Seedに6馬身の差をつけてG1初挑戦初制覇を成し遂げた。

3歳（2004年）

6月6日、3歳G1のジャン・プラ賞（フランス・シャンティイ芝1800m）に出走。鞍上は5戦連続でT.ジレ騎手（4戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のCaciqueに3馬身の差をつけて2つ目のG1タイトルを掴み取った。

6月27日、3歳G1のパリ大賞（フランス・ロンシャン芝2000m）に出走。鞍上は6戦連続でT.ジレ騎手（5戦5勝）。4頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のCaciqueに半馬身の差をつけて3つ目のG1タイトルを手中に収めた。

8月17日、G1のインターナショナルステークス（イギリス・ヨーク芝2063m）に出走。鞍上は7戦連続でT.ジレ騎手（6戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月12日、3歳G2のニエル賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は8戦連続でT.ジレ騎手（7戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月3日、G1の凱旋門賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は9戦連続でT.ジレ騎手（8戦6勝）。19頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のCherry Mixに半馬身の差をつけて4つ目のG1タイトルを奪取した。

4歳（2005年）

4月24日、G1のガネー賞（フランス・ロンシャン芝2100m）に出走。鞍上は10戦連続でT.ジレ騎手（9戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のPrideを短クビ差制して5つ目のG1タイトルを手にした。

5月22日、G1のタタソールズゴールドカップ（アイルランド・カラ芝2112m）に出走。鞍上は11戦連続でT.ジレ騎手（10戦8勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったGrey Swallowから3/4馬身差の2着に敗れた。

6月26日、G1のサンクルー大賞（フランス・サン＝クルー芝2400m）に出走。鞍上は12戦連続でT.ジレ騎手（11戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月23日、G1のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス（イギリス・ニューベリー芝2419m）に出走。鞍上は13戦連続でT.ジレ騎手（12戦8勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月2日、G1の凱旋門賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は14戦連続でT.ジレ騎手（13戦8勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。3着に入った。

10月29日、G1のブリーダーズカップ・ターフ（アメリカ合衆国・ベルモントパーク芝2414m）に出走。鞍上は15戦連続でT.ジレ騎手（14戦8勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月27日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続でT.ジレ騎手（15戦8勝）。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。